OBD2データモニター

焚き火

2024年06月27日 08:55


同業者(自動車販売がメインで整備はしない)からの依頼でアクティトラック入庫。(当店がホンダばっかりやっているのでお鉢が回って来たのだろうか?)

仕入れた販売車の調子が悪いらしい。

ひと通りの部品は交換したみたいだが症状は変わらないそうだ。



とりあえずスキャンツールで診断するとNO.1シリンダの失火カウンターが少し反応している。(その他の異常は見つからない)

多分平成20年式以降の車両はデータモニターといってエンジン回転状態で各センサーの数値がデータ化されて可視化されていたり場合によっては診断機で各気筒を制御する事も出来る。


失火カウンターとは?
少し疑問が生じたので整備関係の相談窓口へ電話で質問してみた。


結果、例えば3気筒の場合クランクが2回転の間に爆発は3回ある訳だがNO.1シリンダーの爆発が1回欠けるとその瞬間、回転速度が落ちるのでクランク角センサー(?)がそれを拾ってカウント1。

という事はただNO.1シリンダーが少しダメだぞ、と言っているに過ぎず、原因を特定してくれる訳じゃなくてどのシリンダーが怪しいか教えてくれているだけみたいだ。



結局基本に立ち返り「良い燃料、良い圧縮、良い火花」を確認するしかない。(問題点は見つからず)



最終的にはECUをリセットして再学習したら調子が良くなってしまった。(テスト走行2回済み)


一度納車して様子を見てもらおう。

関連記事