二輪と四輪ときどき山林ふたたびリターンズ

自家用バモスターボの調子が微妙なので色々とやってみた（お茶を濁してきたとも言える）のだが一向に改善しない。

どちらかと言えば本質から目を背けていたと言えるだろう。自家用なので別にそのままでもいいと言えばいいのだがこの際基本に立ち返って調べてみてしまったら2番シリンダーの圧縮圧力が基準以下という事実が判明。


そもそも錆が酷くてタービン不良の20万キロオーバーのどう見ても解体待ちのような車両を甦らせる事に執着した自己満足以外の何者でも無い検体。


それでもスーパーカブを積んでこの連休に恒例のキャンプツーリングへ出掛ける予定で、集合場所の群馬県某所まで気持ちの良い道程を味わいたいと思うのは人の常。

その一心で本日エンジン分解を決意。（重い決断）


ヘッドガスケット交換でなんとか収まればいいのだが。ただ、サビが酷いのと縦置きエンジンは実績が少ないのが不安要素。

サビと闘いながら２時間後ヘッドが降りた。（サビで頭の原型がないボルト数本と対峙）
それでも念の為、燃焼室に灯油を満たして放置。（バルブの密閉確認の原始的方法）



10分後、見に行くと2番シリンダーのみ灯油は抜けていた。（圧縮時の燃焼室の機密性が担保されていないという事実が判明）


若干途方に暮れているそのタイミングで電話や来店にてお客様の愛車の不具合が同時多発的に知らせられた。



この時点でもう心はポキっと。



全ての問題をクリアした上で旅支度その他をあと3日で完了するのは精神安定上よろしくない。


旅には気持ち良く出掛けたい


もう諦めました。